予約システムのメリット

小規模なサロンでは、お客様からの予約を電話で受けて、手書きで予約を管理するケースも多いと思います。
しかし、忙しいときは電話に出られなかったり、出られたとしても焦って記入ミスをしてしまったりということがあります。

そんな悩みを解決するために「ネット予約システム」の導入を検討するサロンも増えています。
そこで今回は、ネット予約システム導入のメリット・デメリットをご紹介します。

ネット予約システム導入のメリットとは？

電話で受けて、手書きで記入するアナログな予約受付も悪いことばかりではありません。
ただ、電話よりも効率よく予約を取り、ミスを少なくしようというのがネット予約システムです。
では導入すると、どんなメリットがあるのでしょう？

電話対応の時間と手間を省く

予約の電話対応の時間は、1件1件は数分でも、それが何件もあると意外と長い時間を取られます。
さらに予約内容を手書きで記入する手間もかかります。
しかし、ネット予約システムを導入すれば、電話を受ける時間も書き込む手間も省くことができ、
そのぶんの時間をほかの業務にまわすことができます。

予約の取りこぼしが防げる

忙しい時間帯に電話がかかってくると、出られないこともあります。また電話が集中する時間帯は、話し中になってしまうことも。
そうなるとお客様は、別のお店へ流れてしまう可能性があります。
しかしネット予約なら、24時間365日いつでも予約の対応が可能です。営業時間外でも、定休日でも予約を取ることができるので、取りこぼしを防ぐことができます。

クーポン発行で新規客をゲット！

あまりに安い割引率でのクーポンは、ただ単に安く施術ができるサロンを探している、「リピートしない」お客さまを引き寄せてしまいます。
ですのでバランス次第になりますが、クーポン発行をすることで新規客をうまくゲットできるかもしれません。

通常、ポイントはそのポータルサイトと提携しているポイントサービスしか使えません。
しかし、ホームページ経由で予約した方にプレゼントするポイントは、あなたのサロンだけで使えるポイントにできます。
つまり、サロンオリジナルのポイントサービスをするのです。
こうすることで、お客さまは「せっかくポイントが貯まったのだから……」と、他よりもあなたのサロンを利用するようになります。

クーポンは新規客、ポイントはリピート客ゲットと、両方の点でネット予約システムは役に立ってくれるのです。

ダブルブッキングなどの人的ミスを防げる

手作業で予約受付・予約管理を行っているサロンの場合、忙しい時間に手を止めて予約電話の対応をすると、気持ちも焦ってしまいます。

そんな焦りは記入ミスにつながり、予約を重ねてしまうダブルブッキングや予約情報の誤記入といったミスを起こしてしまうことにもなりかねません。
しかしネット予約なら、そんなミスを防ぐことができます。そうなれば従業員もお客様も、不愉快な気持ちになることがありません。

事前決済により当日の会計が不要になる

近年では予約システムの多くに事前決済ができる機能が備わっています。
事前決済とは、予約受付時にクレジットカードなどでサービス代金の決済を行うことです。
予約システムの事前決済をお客様に利用してもらえれば、当日の会計が不要になり、集金業務にかかる負担を軽減できます。

無断キャンセルがなくなる

また、予約システムの事前決済は、予約キャンセルのリスクを防ぐためにも役立つ機能です。
予約受付時にデポジットを預かる方式を採用すれば、無断キャンセルやイタズラ目的の予約を抑制できるでしょう。

予約当日になって無断キャンセルされてしまった場合でも、預かったデポジットをキャンセル料に充てることができるため、キャンセル料の取りこぼしが起こりません。

予約のリマインドメールが送信可能

予約のドタキャンや、予約当日に来なかった…ということを防いだり、お客様に予約がちゃんとできていることを知らせる、予約リマインドメール機能があります。
予約した日の前日〜7日前まで選ぶことができます。

予約客が増加する可能性がある

予約システムを導入することはサロン側だけでなく、お客様側にもメリットがあります。
お客様にとってサロンに直接して電話予約を入れることは意外とハードルが高い方法です。
電話口で受付スタッフと会話したり、個人情報を口にしたりすることを嫌う人もいます。

その点、インターネット経由の予約であれば、お客様は受付スタッフと会話する必要がありません。
個人情報の入力も自分自身で行い、予約受付を短い時間で済ませることが可能です。
この手軽さにより、今までよりも予約客の増加や新規顧客の獲得につながる可能性があります。

リアルタイムに空き情報を管理、顧客に伝えられる

予約状況をすべて予約システムで管理することで、リアルタイムに予約情報を更新し、顧客に対してWebサイト上で、空き時間を伝えることができスムーズな予約が可能になります。

またWebサイト上のみでなく、電話やFAXでの予約や、飛び込みで店舗に来店したお客さんの予約も
一覧画面を見て予約受付をすることで、業務が効率化されます。

メールマーケティング機能を活用した集客対策につながる

予約システムを導入することによりメールマーケティングを活用した集客施策を行うこともできます。

定期的にキャンペーン特典メールやクーポンメール、物販商品の紹介のメールの配信を行うことで
新規顧客の囲い込みや既存顧客への来店促進を、低コストで効率的に行うことができます。

税務申告の際には特に威力を発揮する

サロン経営者からすれば、１ヶ月分のネット予約の情報は
ネット予約からcsvをダウンロード＝＞パソコンExcelに入力
の数分くらいの作業で終わります。

サロン経営者からすれば、労力もストレスもなくすみます。

予約システム導入にはデメリットも

ネット予約システムの導入には、たくさんのメリットがあることがおわかりいただけたと思います。
しかし、メリットばかりではなく、デメリットがあることも頭に入れておきましょう。

慣れるまでに時間がかかる場合も

新しいシステム導入にはつきものですが、やはり操作や管理方法に慣れるまで時間がかかるというデメリットもあります。

システム導入に費用がかかる

さまざまなネット予約システムがありますが、導入するには初期費用や月額料金などの費用がかかります。

ホームページなどからの導線も必要

サロンのホームページやブログなどからも予約ができるように、ネット予約システムへの導線を作る必要があります。
また、これまで電話で予約をいただいていたお客様にも、今後はネット予約をしてもらうように促す工夫が必要です。

ホームページをお持ちでないサロン様には、当サイトのサロン紹介ページからのご利用も可能です。

”ホームページの作成”もご覧ください。